㈱アマガサの中間決算
㈱アマガサの中間決算(2020年1月期 第2四半期 決算短信)が公表された。
表紙にある経営成績を見ると。売上高は引続き減少しているものの、営業利益、経常利益共、赤字額が大幅に減っていて、良かったなと思う。
但し、よく考えてみると、同社は前期に大幅な減損損失を計上しているから、減価償却費の負担が減っているはずだ。と気が付いて8頁のキャツシュフロー計算書を見ると、減価償却費は前期6,900万円が、今期は1,800万円と5,000万円減っている。ということは、減価償却前で比較すると、収益力は改善していないことになる。
同社の決算書を見ていて一番気になるのは、依然として今期の業績予想が公表されないことだ。経営者が金融機関の問題意識を理解して、速やかに金融機関に納得して貰える再建計画を作って、実行することが必要だ。それが、ステークホルダー、特に従業員、取引先に対しての経営者の責務だと思う。