サマンサタバサによるフィットハウスの吸収合併(2)
サマンサタバサによるフィットハウスの吸収合併について、お問い合わせを頂くことがあり、自分は「債務超過になりかねないサマンサタバサの救済合併ではないですか」とお答えしてきた。
サマンサタバサの2020年2月決算の自己資本は4億3800万円である。対し、同社は2019年12月から2020年2月までの3ケ月間で4億5800万円の経常損失を計上している。通常ならば、3月~5月の方が利益を出しやすいが、今年は新型コロナの影響があって同程度の損失は出しかねないので、7月20日の合併期日(当初の7月1日から変更)には、債務超過になっている可能性があると思う。(第一四半期の決算発表は、昨年は7月12日だったが、今年はコロナの影響で8月12日に延期されている。)
合併期日の7月20日に「「合併等による実質的存続性の喪失」に係る猶予期間入りに関するお知らせ」が公表されたが、その中に「株式会社東京証券取引所は、当社(=サマンサタバサ)が実質的な存続会社ではないと認められる」との文言があり、この合併がサマンサタバサの救済合併であることは明らかと思う。
自分に問い合わせされる靴業界の方は、フィットハウスがどうなるか、をお知りになりたいのだと思うが、今の状況では「当面は変わらないのではないですか」とお答えするしかないように思う。何か情報があれば、是非メールでお知らせください。(E-mail info@kutsuzuki.com)