データとオンライン会議ではわからないこと(追記)

7月19日に「データとオンライン会議ではわからないこと」として近所のスーパーの改装のことを書いたが、イトーヨーカドーグループ内の経営戦略の一環で行われたようなので、訂正方々コメントしたい。

前稿では店名を明記しなかったが、改装したのは「イトーヨーカドー食品館 石神井公園店」で、6月5日に「ヨークフーズ石神井公園店」として改装オープンした。
ホームページで調べてみると、次のような記事を見つけた。

セブン&アイ・ホールディングスは5月12日、オンラインで記者会見を開き、過去6年成長していなかった首都圏のSM(食品スーパー)事業を、再成長させる方針を明らかにした。
各事業会社が個別に運営していた「ヨークマート」「食品館イトーヨーカドー」「ザ・プライス」「コンフォートマーケット」を、6月1日付で設立する新会社「ヨーク」に集約し、それそれが持つノウハウを活用して郊外型や都市型など4つの店舗フォーマットを確立して出店機会を増やし、年間3店以上の新規出店を目指す。
(中略)

売場面積500~600坪の郊外型標準店、150~300坪の都市型小型店、DS(ディスカントストア)対抗型の3つを「ヨークフーズ」で展開する。DS「ヨークプライス」は従来通りのローコスト運営とMD(商品展開)を継続する。DS対向型は価格競争の激しい地域で、標準店のMDにプライスのMDを融合し、生鮮の品質と頻度品の価格訴求で競争力のある業態を目指す。
食品産業新聞社 2020年5月14日記事

「イトーヨーカドー食品館 石神井公園店」は、グループ再編の一環で「ヨークフーズ石神井公園店」になった訳だ。
しかし、改装後は目に見えて来店客が減っている。賃借料は安くはないと思うので、繁盛店が赤字店に転落したのではないかと危惧する位だ。

店舗一覧を見ると、この店を含めて、いくつかの立地だけが、この品揃えでは合わないような気がする。もう一度、業態のコンセプトが、各店の顧客に受容されるか、検証する必要があるように思う。
この後、どのような対応をとるのか、興味を持って見ていきたい。