ジーフットの2021年2月期 業績予想の衝撃

8月19日にジーフットの2021年2月期業績予想が公表され、衝撃を受けた。
その内容は、売上高690億円~720億円、営業利益△55億円~△75億円、経常利益△55億円~△75億円、当期純利益△60億円~△85億円である。

もっとも2020年3月-5月の第一四半期決算も、売上高140億円(前年同期比54%)、営業利益△41億円、経常利益△41億円、当期純利益△42億円の大幅赤字だったから、それほど驚かないでも良いのかもしれない。

ただ、チヨダの2021年2月期業績予想(個別、7月10日に公表)は、売上高817億円、経常利益4億円、当期純利益 △4億円だし、ABCマートは、業績予想は未公表だが、2020年3月-5月の第一四半期決算(単体)は、売上高284億円(前年同期比52%)、営業利益15億円、経常利益20億円、当期純利益13億円と黒字決算だったから、ジーフットの赤字額予想、最大で85億円の赤字は驚きだ。

靴業界は、新型コロナの影響を強く受けている。外出を自粛していれば靴は履かないし、外出・旅行が減れば、ファッション関連の需要も実需も減る。
それでも、郊外ロードサイドは復調しているようだし、ジーフットが主に出店しているRSCは客足が戻ってきていると聞く。
大幅赤字の原因は、これまでの在庫過多と、新型コロナだけなのだろうか?