靴メーカー・問屋への直営店経営の勧め
自分が靴業界に関与するようになってから、25年近くになる。
その間メーカー・問屋の方々に言い続けているのが、値入構造の見直しである。
靴小売店の値入は平均38%、40%だったら良い方と言われていた。
これでは、靴小売店では利益を出し、事業を継続することは出来ない。
だから少なくも45%、出来れば50%の値入率でなければ、靴小売店はやっていけないと、言い続けてきた。
しかし、この構造は未だに変わっていない。靴小売店は激減し、靴問屋も減り、靴メーカーの経営も厳しくなった。
今更かもしれないが、靴メーカー・問屋には是非、直営店を出店してみて欲しい。
自社が小売店に出荷するのと同じ値入率で直営店を経営してみて欲しい。
うまくいくのならば、直営店+ネット直販のビジネスモデルを構築したら良い。
利益が出せなければ、自社に合った小売店を選んで、自社・小売店共に利益を出せる
取引条件で、取引関係を再構築してみることだ。
何もしなければ、じり貧になっていくだけのように思う。