和菓子店の「子供の日」の営業自粛

近所の商店街の和菓子店で柏餅を買おうと思ったら、5月5日と6日は混雑が予想されるので営業を自粛するとの張り紙があって閉まっていた。
子供の日は、和菓子店にとって1年で最も繁盛する日の1日だ。休業の決断は、新型コロナウィルスへの感染予防を最優先に考えた末の、やむを得ない結論なのだろう。

この時期、多くの経営者は、感染予防と、消費者ニーズを天秤にかけて悩んでいると思う。
和菓子店の店主も、柏餅を入手したいお客様のニーズと、感染予防のどちらを優先するか、悩んだに違いない。

たまに用事があって外出した時に、えっと思うことがある。例えば陳列密度が高く、通路幅の狭いドン・キホーテが営業していること。食料品・衣料品も扱っているので、休業要請の対象でないという解釈なのだろうが、商店街の換気の良い和菓子屋と較べて、どちらが三密に近いかは明らかだろう。

為政者には、正直者が馬鹿を見ることがないような、公正公平の運営を願いたいものだ。