㈱アマガサの経営合理化策

12月25日(金)にアマガサが「経営合理化の取り組みに関するお知らせ」を開示したので、興味を持って見てみた。

同社は、新型コロナの影響もあって、厳しい状況が続いていて、第三四半期(10月末)で累計6億4千万円、8月から10月の3ケ月間で2億円の営業損失が発生している。10月末の純資産額は2億4千万円で、新株予約権の行使で今期4億円以上純資産が増えているので、新株予約権の行使によって債務超過を免れた形である。

12月24日には台湾でのEC事業展開のための事業提携のリリースがなされ、それもあってか25日の株価は前日終値305円が、始値353円、高値385円となり896千株の出来高であった。(発行済株式数 3,470千株、同日終値312円)

このような中で、どのような経営合理化策を打ち出すのか興味深かったのだが、中身は本社の東京/上野への移転と、希望退職(10名程度)の募集だけで、拍子抜けした。
経営の舵取りは大変難しい時期ではあるが、是非経営陣には具体的で前向きな経営改善策を策定して迅速に実施して欲しいと切望する。