中小企業の後継者不足の記事を、よく目にします。靴のビジネスは、右肩上がりではありませんから、事業承継に悩む方もいらっしゃるのかなと推測します。
新聞には、M&A会社、事業承継の専門の先生方(弁護士、公認会計士、税理士)の広告が出ていますから、自分がアドバイスするようなことはないかもしれません。しかし、自分の経験では、方向性を決めるまでの広い視野でのアドバイスができる方は意外と少ないような気がします。
事業承継は大変大事なことですから、セカンドオピニオン(更にサードオピニオン)を取った上で決断した方が、良いように思います

自分の経験

実家に入ってから、相続対策には頭を悩ませてきました。会社株式の評価が高く、店舗は個人所有分と会社保有分が入り組んでいたので、本当に困りました。今のような事業承継税制があれば良かったのにと思います。
結局、自分達の後継者もいなかったので、M&Aの道を選びましたが、方向を固めるまでは自分達で考えるしかありませんでした。方向さえ決めれば、後は専門家の先生に対応して頂けましたが、その前の「全体の絵を描く」先生がいないと痛感しました。
あるM&A会社からは、××という上場会社が興味を持っているなどの誘いを受けました。その会社の社長とたまたま知り合いだったので確認したら、そういう事実はないと言われたことも、今となっては思い出です。